広島大学総合科学部で、今年も「挑戦!ライフ・リテラシーゲーム」

   

10月26日、広島大学「現代社会と福祉」の授業で、恒例のライフ・リテラシーゲームを使用した授業が行われました。

「社会保障教材としての観点からゲームの良い点、改良点を考える」という内容で、まずは前半『挑戦!ライフ・リテラシーゲーム』をプレイ。
今年もあちこちのグループから笑い声が絶えなくて、和気あいあいです。

後半のグループワークで出た意見は今年は特に参考になるものが多く、次回のアップデート版では取り入れたいと思うものがたくさんありました。

加藤からみなさんへ

老後や年金生活にまで具体的なイメージを膨らませて言及していたグループが多く、想像力に驚きました。
これから先、想像力はとても重要な力になると考えています。正解が分からない今のような時代には、未来を自分なりに予想しなければなりません。その際にとても役立ちます。
また共感力の種にもなります。豊かな想像力から生まれる共感力は、個人にも社会全体にもきっと良い影響を及ぼすだろうと思うのです。
みなさんの中にあるその素晴らしい力を、これからもぜひ意識的に育てていってください!

➀良い点

選挙/投票イベントについて

 

・実際に簡単な選挙を行ったことや公約を読むことの大切さが伝わるゲームであった。
選挙に現実味があった→それぞれの思惑が対立しあっていたから
・税金を払ったおかげで治療費が公約で免除になったときは払って良かったと感じた。

納税について

納税の滞納要素が面白かった→実際に忘れている人もいてよかったから
税金の可視化(理由:収入からどれだけ引かれるか)
・最終的に自分に還元

社会保障制度について

年金の制度がリアルだった→自分たちが収めた税金からもらえるのがよかったから
医療保険に入っていないと困ることが感じられた
滞納も忠実に再現

人生について

幸せはお金だけでなく、愛やリテラシーも大事ということが素敵だった

プレイ時間について

・プレイに要する時間は適切だと思う。→短すぎるとゲームとしての面白さや社会保障教育として不十分な点が出てくる(同意見多数)

改善点

・ラブカード/リテラシーカードの内容によっては出費とかも払うともう少し現実感があると感じた。 (例) スポーツ観戦→出費を実際に払う
家族の治療費等も実際に払うマスがあったらいいと思った。
失業保険等の保険制度をゲームに導入する方がいい。→複雑になる可能性あり (例) 失業時→生活保護を提供する
高齢者の人をプレイヤーや老後コースを導入して若い人が年金を払う意味を分かってもらう。
子育てする場合のコースを作ってどのような社会保障があるかを学ぶ
・結婚イベント後の既婚者と独身貴族の幸せを感じるイベントとポイントが欲しい
・老後の人生がほしい
・退職金があるといい→現実世界では退職後に年金以外に退職金も支払われるから
出産・育児要素が欲しい→結婚後に子供を産む家庭があり、家族に関する出費や補償など

 

 

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