「沖縄支部」開設への思い

      2019/02/25

2018年8月から、沖縄での活動を開始致します。
私たちは「ライフリテラシー」を通して、沖縄の若い世代の皆さんに「社会で生きる力」を身につけて頂きたいという願いがあります。
今まで誰も教えてくれなかった、でも社会に出れば確実に自分の身に迫ること、より良い環境や意識を作り、働くということにまつわる諸条件をより適正なものとして要求していく力をつけていって欲しいと思っています。

社会の中で適応をしつつ不利益な環境に対してはっきりと意見を伝え、自信を持った振る舞いを身につけることは、現状の教育では非常に困難です。
とくに沖縄では以前から、若年層の仕事の「定着率の低さ」とそれに伴う「貧困の常態化」が指摘されていました。圧倒的な非正規雇用の多さ、賃金格差、親の経済力による教育機会の不均衡など、多層にわたり課題が山積しています。
「今働けている」ことを背景に職業満足度は思いのほか高く示されつつも(H29年2月沖縄総合事務局・働く女性に関する意識調査から)、他の一部では「働けるだけでもありがたい」という意識も潜在しており、全般的に社会保障制度、税制、法律に関する知識も不足しています。

多くの若者が追い込まれる現状を少しでも改善させるため、知らないことによる不利益にただ黙って従うことに耐えた末、最終的に離職を選択してしまうのではなく、知識という「盾」と未来を切り拓く「剣」を身につけて、社会という荒波に漕ぎ出て欲しいのです。

ライフリテラシーでは今後、沖縄の教育機関や労働の専門家の方たちと連携しゲームの実施、ゲーム活用のためのセミナー、講演などの提供により、必要とするすべての分野に対して「ライフリテラシー」を広めていく活動を進めて参ります。

沖縄の方たちと共に歩む私たちの新しい一歩が、沖縄地域の仕事や暮らしをより良いものにできるよう願っています。

 

ライフリテラシー代表 加藤 千晃
沖縄支部 担当 水野しづえ

 

≪ライフリテラシー沖縄支部  水野しづえ略歴≫
キャリアコンサルタント(国家資格)、一財)女性労働協会認定講師(沖縄県第一号)、沖縄県人材育成企業認証制度外部支援者、公的機関等において長期にわたり相談業務及び障害者就労相談支援に携わる。また一般企業、ハローワークでの研修及びセミナー講師等を経験。2010年沖縄県移住後に携わった就労支援及びセミナー講師等の経験から、ライフ・リテラシーの提供は社会的責務であるとの認識を持つに至り、ライフリテラシー沖縄支部を設立、県内の働く人々に広く伝えたいとの思いで活動を開始。

 

 

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