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バーチャルリアリティ、もうひとつの「危険な未来」

      2017/02/14

中高生の子どもを持つ親なら一度は直面する「スマホの使いすぎ問題」。娘のいる私もかつてはだいぶ悩まされた。が、あるテレビ番組を見て以来、ピタッと注意するのを止めてしまった。

NEXT WORD 私たちの未来」2015/1 NHK、「スマホを手離さない姿がマシに思える」ようになる驚愕の内容だった。 

バーチャルリアリティ(VR)の世界にこもり遊ぶ若者と「外に一歩も出ることなく、どこにでも行ける」という未来の子ども部屋は衝撃的だ。手のひらサイズのスマホから抜け出し、部屋に大きく広がるバーチャルな世界。「これが現実」と信じられる程リアルなゲームは、中毒性を持たせるのにほんのわずかな時間しか要らないだろう。

その世界からどうやって子どもを抜け出させればいいのか?娘が母となった時に直面する苦悩は、今の親とはとても比べられるものではない。「依存」を越えて「廃人」になる子ども、そして大人もおそらく少なくないと思う。「数十倍のしっぺ返しをくらうのか――。」そう思った時、完全に注意する気が失せていた。

中毒によって悲惨な末路をたどった国がある。19世紀の清国、イギリスに売られたアヘンにおぼれ多くの民が廃人同様に。国が傾くきっかけになっている。つまらない現実や思い通りにならない今を忘れ、アヘンによって快楽の世界に入り浸る構図は、VRがもたらすであろう未来の一部にとても良く似ている気がする。

 VRの世界は、私もとても興味がある。考えるだけでもわくわくするし、その不思議な感覚を是非体験してみたい。今後多くの分野で欠かせないものになるだろう。しかし同時に、これまでとは比較にならないほど大きな中毒性を秘めている事に、もう少し意識を向けるべきだと思う。

子どもの使用には特に慎重に、例えば一定時間しか使用できないようにするなど細かな配慮をして欲しい。 

人間は「欲望」に無力だ。アメリカの銃規制、日本の原発問題は、一度手に入れたものを手放すことがいかに難しいかを私たちに教えている。VRというすばらしい技術を将来に渡ってコントロールし続けられるかどうか?それは広く普及する前のいま、手を打てるかにかかっている。

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ライフ リテラシー代 表  加藤 千晃)

 

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